www.suzu841.com | mrs.suzu841.com

centoslogo-32.png はじめてのCentOS5.5 手引き

square.png NetBeans IDE 6.9 Beta インストール

2010年5月16日の日曜日に何気なく CentOS5.4 を起動させてみたら更新が163もありました。げげっ!!とまっつあおになりつつ、更新をしたら、 再起動した画面のバージョンは以下のようになっておりました。

version.png

5系の更新がもう一度くらいはあるのかないのか・・・・・???
巷では、2010年度に5系は終了して、秋口には6系だという声もちらほら・・・・・さて、どうなりますか?
と、いうわけでここからはCentOS5.4ではなくCentOS5.5となります。

なお、CentOS5.5 のインストール方法については CentOS5.4 とほとんど変わりませんが、CentOS5.5のインストールをご覧くださいますように。



ある js ファイルを開いてみたら、わざと改行していないため読めない! というわけで js のコードをフォーマットするためにNetBeans IDEに目をつけました。

下の画像はWindowsのDWのCS3で表示させてみたものです。秀丸エディタでも同じようになってしまいました。
dwcs3.png

下の画像はCentOS5.5の aptana で表示させてみたものです。う~~む・・・横一文字・・・?。
aptana.png
というわけで、今度は NetBeans に目をつけたのでした。機能的には eclipse とほとんど変わりません。
聞くところによると、 eclipse はもともと一般ユーザが個人の pc で使うなんていうことは想定されておらず、workstation 上で使うことを想定して開発されたものだそうです。 それでなのかどうか、私などの非力なマシンで動かそうとすると結構、重い・・・。
それに比べて NetBeans はかなり軽いですし、後はどちらが自分にしっくりとくるかこないか? ということだと思います。

NetBeans インストール操作は root ユーザでおこないます。



square.png NetBeans IDE 6.9 Betaのダウンロード

http://netbeans.org/http://download.netbeans.org/netbeans/6.9/beta/ から自分の欲しい ide をダウンロードします。当然のことながら、いろいろといじくりまわすつもりの私ですので一番右端の " すべて " と書かれたものを欲張ってダウンロードしてきました。
d31.png


ダウンロードされた先を見ると " netbeans-69beta-ml-linux.sh " というファイルがありました。拡張子が " .sh " になっていますから、シェルの実行ファイルのようです。これを右クリックしてプロパティを選択します。
d5.png


アクセス権のタブを開きます。
d6.png


下の画像の " 実行権 " の項目の " プログラムとして実行することを許す " と書かれているところの左側のチェックボックスにチェックが入っていません。クリックしてチェックをつけて閉じます。
d7.png


" 実行権 " の項目の " プログラムとして実行することを許す " に許可する前と後でパーミッションが変化しました。
d9.png

端末で確認したい場合には以下のように # ll (エル・エル)と入力してEnterキーを押すとそのディレクトリ内にあるファイルのパーミッションが確認ができます。

# ll




square.png NetBeans IDE 6.9 Betaのインストール


ここでは root ユーザのホームにある " download " というディレクトリに " netbeans-69beta-ml-linux.sh " がダウンロードされているものと仮定します。
この " download " ディレクトリは自分が便宜上作成したものなので、初期状態の CentOS にはありません。各自の環境にあわせてここは変更されてくださいますように。


画面の何もないところで右クリックをして、端末を表示させます。下の画像は2010年5月18日時点での私のCentOS5.5のデスクトップ画面です。

i1.png


下の " download ディレクトリまで移動 " と " ディレクトリ内にあるものをすべて表示 " の2行のコマンドは必要でなかったら省略してくださるか、各自の環境にあわせて変更されてくださいますように。

# cd download/        ← download ディレクトリまで移動

# ls -a        ← ディレクトリ内にあるものをすべて表示

# ./netbeans-69beta-ml-linux.sh        ← netbeans-69beta-ml-linux.sh をここで実行


下のようにインストールが始まります。
i2.png


i3.png


ライセンス規約に同意します。しなければこの時点でインストールは終了します。
i4.png


とりあえず場所の確認はしましょう。変更するならば右端の " 参照 " ボタンを押して選択しますが、ただし、むやみに変更すると他のユーザが使えなくなってしまう恐れもあります。次へと進みます。
i5.png


i6.png

i7.png


これでインストールは完了しますが、もしもNetBeansの開発に匿名でデータを送ることを許すならばこのまま、いやならばチェックをはずしておきましょう。" 完了 " ボタンを押します。
i8.png


インストールが完了した NetBeans は " アプリケーション " メニューの " プログラミング " の中にあります。これをデスクトップ上やパネル上に出しておきたい場合は NetBeans のアイコンの上で右クリックすると画像のようなコンテキストメニューが表示されますので、自分で好きな場所を選択します。
m1.png

square.png NetBeans IDE 6.9 Beta で javascripts ファイルを整形する


そうそうに本来の目的を試してみたいと思います。まだ、初期状態ですけど。最初に試した js ファイルをNetBeans IDE 6.9 Beta で開いてみたらやっぱり横一文字に延々と広がってしまいました。
js1.png


メニューの " ソース " から " 形式 " をクリックします。
js2.png


すぐに終って、見やすく整形されました。やれやれ・・・
js3.png


なお、" ツール " メニューの一番下に " オプション " があります。
js4.png


いろいろな機能がありますので、サンプルやプラグインなどをインストールしたり、有効にした後で自分の使いやすいように設定をみなおします。
js5.png



square.png NetBeans IDE 6.9 Beta を使えるように設定する


NetBeans IDE 6.9 Beta を起動させると下のような画面になると思いますが、ここで " サンプルを試す " という項目をクリックします。
sample1.png


下のようないろいろなディレクトリーが表示されました。このディレクトリーごとにいろいろなサンプルが入っていますので、必要と思われるサンプルをインストールして行きます。
sample2.png


ためしに一番上の " カテゴリ " の " java " を選択し、 " プロジェクト " で " java アプリケーション " を選択すると下に説明が表示されました。 " 次へ " ボタンを押してみます。
sample3.png


プロジェクトの名前と場所とディレクトリとが表示され、その下の方にチェックが入っている項目が2箇所あります。チェックをはずすかどうかを判断して " 完了 " ボタンを押します。
sample4.png


自動的にファイルが開かれ下のような画面に切り替わります。
sample5.png


以下の画像は自分の html ファイルを開いてみたものですが、日本語もちゃんと表示されています。文字化けは大丈夫のようです。
sample6.png


下は java アプリケーションのサンプルのひとつです。右側のメニューからドラッグして組み込み整形していくことが可能ですし、動作を試してみたければ " 実行 " をさせてみます。
sample7.png


下の画像のソース画面は上の画像のソースコードです。画面の赤い枠のところでデザインとコードとの切り替えが可能です。
sample8.png


下のようなサンプルなどもありますし、このほかにもいろいろとあります。
sample9.png


上の java アプリケーションのコード画面です。
sample10.png




square.png NetBeans IDE 6.9 Beta の日本語の文字化けについて


最初の初期状態で自分の html ファイルを開いてみたときには日本語が文字化けをしてしまって、あきらめていたのですが、何故かサンプルなどを試してみたり、プラグインなどをインストールしてみたりしてから、再度開いてみたら、文字化けを起こさなくなっていました。


CentOS5.5の /usr/local/ にインストールした NetBeans IDE 6.9 Beta の etc/netbeans.conf ファイルを開いてみます。
netbeans-conf.png

以下のようになっていました。

# ${HOME} will be replaced by JVM user.home system property
netbeans_default_userdir="${HOME}/.netbeans/6.9beta"

# Options used by NetBeans launcher by default, can be overridden by explicit
# command line switches:
netbeans_default_options="-J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-XX:PermSize=32m -J-XX:MaxPermSize=200m -J-Dnetbeans.logger.console=true -J-ea -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true"
# Note that a default -Xmx is selected for you automatically.
# You can find this value in var/log/messages.log file in your userdir.
# The automatically selected value can be overridden by specifying -J-Xmx here
# or on the command line.

# If you specify the heap size (-Xmx) explicitely, you may also want to enable
# Concurrent Mark & Sweep garbage collector. In such case add the following
# options to the netbeans_default_options:
# -J-XX:+UseConcMarkSweepGC -J-XX:+CMSClassUnloadingEnabled -J-XX:+CMSPermGenSweepingEnabled
# (see http://wiki.netbeans.org/wiki/view/FaqGCPauses)

# Default location of JDK, can be overridden by using --jdkhome <dir>:
netbeans_jdkhome="/usr/lib/jvm/java"

# Additional module clusters, using ${path.separator} (';' on Windows or ':' on Unix):
#netbeans_extraclusters="/absolute/path/to/cluster1:/absolute/path/to/cluster2"

# If you have some problems with detect of proxy settings, you may want to enable
# detect the proxy settings provided by JDK5 or higher.
# In such case add -J-Djava.net.useSystemProxies=true to the netbeans_default_options.


私の CentOS5.5 ではこれで文字化けは起こしていないのですが、Windows XPの環境ではだめでした。
結局のところ Windows側ではこの netbeans.conf の netbeans_default_options の項目の -J-Dsun.java2d.noddraw=true の後に半角スペースを入れて -J-Dfile.encoding=UTF-8 という文字列を追記しました。


# ${HOME} will be replaced by JVM user.home system property
netbeans_default_userdir="${HOME}/.netbeans/6.9beta"

# Options used by NetBeans launcher by default, can be overridden by explicit
# command line switches:
netbeans_default_options="-J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-XX:PermSize=32m -J-XX:MaxPermSize=200m -J-Dnetbeans.logger.console=true -J-ea -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true -J-Dfile.encoding=UTF-8"
# Note that a default -Xmx is selected for you automatically.
# You can find this value in var/log/messages.log file in your userdir.
# The automatically selected value can be overridden by specifying -J-Xmx here
# or on the command line.

# If you specify the heap size (-Xmx) explicitely, you may also want to enable
# Concurrent Mark & Sweep garbage collector. In such case add the following
# options to the netbeans_default_options:
# -J-XX:+UseConcMarkSweepGC -J-XX:+CMSClassUnloadingEnabled -J-XX:+CMSPermGenSweepingEnabled
# (see http://wiki.netbeans.org/wiki/view/FaqGCPauses)

# Default location of JDK, can be overridden by using --jdkhome <dir>:
netbeans_jdkhome="/usr/lib/jvm/java"

# Additional module clusters, using ${path.separator} (';' on Windows or ':' on Unix):
#netbeans_extraclusters="/absolute/path/to/cluster1:/absolute/path/to/cluster2"

# If you have some problems with detect of proxy settings, you may want to enable
# detect the proxy settings provided by JDK5 or higher.
# In such case add -J-Djava.net.useSystemProxies=true to the netbeans_default_options.


我が家の環境ではこれで文字化けは解消したのですが、 -J-Dfile.encoding=UTF-8 という文字列がすべての環境で有効になるものなのかどうか私にはわかりません。
詳細は http://wiki.netbeans.org/FaqPHPDebugEncodingJahttp://www.failuresoft.com/report/netbeans/netbeans68_jdkhomeなどをご参照くださいますように。










Windows XP Pro sp3
Windows側でも同じ操作です。