去年の ( 2020 年 ) の 10 月に障害 2 級と認定されました。
左耳がまったく音に反応しないからです。つまり、まったく音が聞こえないという状態で、聞こえは右耳でのみになったからでしょうか? それでも重度用の補聴器をつけなければその音も拾えないのですから、そんなものかもしれませんね。
後は子供の頃の右足の髄膜炎で骨髄移植をして、骨盤の変形及び右足の膝の屈折が全くできない状態で 4 級という障害もあったので、それらを全部組んで 2 級になったのだろうと思っています。
その後、補聴器も重度用に買い換えました。私の補聴器は、Phonak のものです。今回は重度用なので、これ以上上の物はないということになりますかしらね? 毎度お馴染みの小田原の補聴器屋さんですが、去年あたりから bloom の姉妹店になったとか・・・・。ま、このお店はもう30年近く前に店主が一人で始めたお店なので、彼が年を取ってきた( 私と一つ違い ) こともあり、先のこととか、顧客のこととかを考えたのではないかと思いますが( 余談です )。
後は新しい補聴器を直接耳にはめてみてその場で音のフッティングをしてもらい、耳にあう音に調整してもらいます。新しい補聴器を耳にしたとたん、「耳がかるくなった !」 と思わずつぶやいてしまったほど、ここ ( phonak ) の重度用の補聴器はこれまでのものとはパワーが違うということを感じました。いつもの病院での診察の時に先生に聞かれて思わず、同じ言葉を使って伝えたほどです。
今回の事でなんとなくわかったのは、電子音は補聴器と相性がいいということと、鳥だとか動物だとか人間の声など生の音と云うのはなかなか補聴器にとってはひろいにくい音のようだということとか、人によって聞こえる音と聞こえない音が違うということ。
その他にそもそも " 聞こえる " と云うことがどういうことなのか、という基本的なポリシーが日本のメーカーと諸外国それぞれでみんな定義やらなにやらが違うらしい、ということ。そういえば、アメリカでは軍隊で音をなくしてしまった隊員たちのために開発されたと、昔、ある人から聞いた覚えがありました。
耳が遠くなって音が聞こえづらくなってきたりしたら、いやがらずに補聴器を試してみて欲しいと思います。音が耳から入ってこないと脳が刺激を受けずにさぼってしまい、ボーッとすることが多くなってきてしまうような気がします。それに、言葉を忘れてしまいます。私の場合、言葉が口からスムーズにでなくなってしまい、話しながら頭の中で一生懸命考えて話すような感じでとても疲れてしまいました。まったく音のない生活を2~3ヶ月送っただけでそんな状態になり、自分でもとても慌て、危機感を感じましたし、主人も危険だと判断し、音が聞こえなくても私にはなるべく話させるような生活を送るよう心がけたそうです。それで、私はとりあえず、耳が聞こえなくても、音が聞こえなくても出きることで、今回のことをこうして書いておこうと思ったのでした。脳みそを運動させるには体を動かすのも必要ですし、物事を考えることも必要ですし・・・。キーボードを叩き、マウスを動かし、文章を構築し、デザインを考え・・・。音が聞こえなくても、体を十分に動かすことができなくても、座ることができれば、体を起こしていることができれば、なんとかこうしてページの更新ができますので・・・。おかげでなんとか元へ戻すことができつつあります。元へ戻らないのは体力。体力だけはこの年になると元へ戻すのはなかなか大変です。でも、まだ激しい運動なんかできませんからね。せいぜい散歩をするのが精一杯です。あとは車の運転も病気になってからまったくしていませんから、2年後の更新時までにはなんとか運動神経も戻しておきたいと思います。
話がそれてしまいましたが、各国ごとに、メーカーごとに福祉機器、補助器具などへのポリシーが違うのだと思います。数ある中で、日本製しか試さないで、煩わしいからいやだとか、耳が痛いからいやだとか、で諦めてしまわれる方が多いと聞きました。
日本に入ってきている外国製の補聴器もいろいろありますし、イヤホーンの形状もいろいろあります。それぞれの方たちにあったものを見つけることができるといいな、と思います。
今年 70 になります。元気で健康な生活ができる残り時間がだんだん少なくなってくるからこそ、自分の大好きな人たちと楽しく笑いながら過ごす時間を大切にしていきたいと思います。
suzu841.com は主人のサイト、mrs.suzu841.com は私が好きに作ってゆくと決めてやってきました。今回私が病気になってしまったことで、主人は自分が仕事を定年退職した後に suzu841.com を作り直すといっていたのですがその時間を私の看病にまわさざるを得なくなり予定が大分狂ってしまいました。そろそろ本当に元の生活が戻れるくらいに回復してほしいと思うのですが、後もう少し・・・・せめて病院へ行く日が半年に1回くらいになったら、乾杯!をしましょう。