CentOS5.4 にテスト用のweb環境を構築してみる
自分で編集した html をブラウザで表示させるのに、" file://--- " ではなく " http://localhost/xxx.html " というような形で検証ができるような環境を構築してみたいと思います。
2010年4月現在の私の Linux マシンは CentOS5.4 です。
httpd とか、webサーバーとか、Apacheとか、httpd.conf ということについての簡単な説明を少々。
httpd というのは、webサービスを提供するデーモンのことであり、web サーバーのことです。
また、httpd の別名(マスコット・ネーム)を Apache といいますが、その Apacheが読み込む設定ファイルの名前を httpd.conf といいます。
Apache の導入と起動
必要なものは web サーバー( Apache )と web サーバー( Apache )が読み込む設定ファイルの httpd.conf とテスト用の html ファイルです。
まずApacheが起動しているかどうかを確認します。この操作は root ユーザにて行います。
画面上部にあるアプリケーションメニューの一番下にあるソフトウエアの追加と削除を選択し、クリックします。
左側ペインでサーバーを選択すると、右側画面にいろいろなサーバーが表示されますが、この中でweb サーバーにチェックが入っているかどうかを確認します。
もしもチェックが付いていないようでしたらチェックをして選択し、下のオプションを確認の上、適用と書かれているボタンを押してください。これで web サーバーがインストールされます。
※ オプションの方は私は全部選択してしまってあります。何かあるごとにいちいちエラーを出されるのは好きではないので。ただし、これはあくまでも内部でのテスト用環境としてのことですから、くれぐれも外部に公開できるような設定ではないと、ご理解願います。
web サーバー( Apache )はインストールしただけでは起動はしません。 端末上で start コマンドを使用して起動させる操作を行います。
端末上から start コマンドで起動させるには以下のように画面上の何もないところで右クリックして端末を表示させます。
端末が表示されました。
ここへ以下のように入力して Enter キーを押します。
実際にApacheが起動しているかどうかを確認するには以下のように入力してEnterキーを押します。
起動されていれば以下のように httpd ( pid 2029 ) 実行中 ・・・・とメッセージが表示されます。
※ pid とは プロセス番号のことです。ここでは 2029 と表示されていますから、プロセス番号 2029 が httpd ということになります。この pid はそれぞれの環境とその時の状況によって変化します。
Apacheを停止するには以下のように stop コマンドで停止させます。
この方法では毎回 Apache を使う都度、起動をさせることになります。
幸いなことに(?)CentOS は RedHat 系の方法が使えますから、ローカルで、自分しか使わないしセキュリティには絶対の自信がある、と言われるユーザであれば、システム起動時に自動的に Apache の起動設定を読み込むように chkconfig httpd on として、設定を変更することが可能です。
まずApacheが起動しているかどうかを確認します。この操作は root ユーザにて行います。
画面上部にあるアプリケーションメニューの一番下にあるソフトウエアの追加と削除を選択し、クリックします。
左側ペインでサーバーを選択すると、右側画面にいろいろなサーバーが表示されますが、この中でweb サーバーにチェックが入っているかどうかを確認します。
もしもチェックが付いていないようでしたらチェックをして選択し、下のオプションを確認の上、適用と書かれているボタンを押してください。これで web サーバーがインストールされます。
※ オプションの方は私は全部選択してしまってあります。何かあるごとにいちいちエラーを出されるのは好きではないので。ただし、これはあくまでも内部でのテスト用環境としてのことですから、くれぐれも外部に公開できるような設定ではないと、ご理解願います。
web サーバー( Apache )はインストールしただけでは起動はしません。 端末上で start コマンドを使用して起動させる操作を行います。
端末上から start コマンドで起動させるには以下のように画面上の何もないところで右クリックして端末を表示させます。
端末が表示されました。
ここへ以下のように入力して Enter キーを押します。
# service httpd start
実際にApacheが起動しているかどうかを確認するには以下のように入力してEnterキーを押します。
# service httpd status
起動されていれば以下のように httpd ( pid 2029 ) 実行中 ・・・・とメッセージが表示されます。
※ pid とは プロセス番号のことです。ここでは 2029 と表示されていますから、プロセス番号 2029 が httpd ということになります。この pid はそれぞれの環境とその時の状況によって変化します。
Apacheを停止するには以下のように stop コマンドで停止させます。
# service httpd stop
この方法では毎回 Apache を使う都度、起動をさせることになります。
幸いなことに(?)CentOS は RedHat 系の方法が使えますから、ローカルで、自分しか使わないしセキュリティには絶対の自信がある、と言われるユーザであれば、システム起動時に自動的に Apache の起動設定を読み込むように chkconfig httpd on として、設定を変更することが可能です。
DocumentRoot の確認
Apache ウェブサーバでは、自分が編集した html ファイルなどを置く場所を DocumentRoot と呼びます。
この DocumentRoot は、CentOS5.4の初期状態では、 Apache の設定ファイル httpd.conf の ### Section 2: 'Main' server configuration のところに以下のように記述されている箇所があります。
一番下の行に DocumentRoot "/var/www/html" とあります。ここが初期状態の DocumentRoot です。
つまり編集した html を置く場所です。では中に何が入っているのか?
デスクトップ上のコンピュータのアイコンをクリックして "/var/www/html" まで移動してみます。
まだ何も入っていない空のディレクトリが表示されました。ここへ何かテスト用の html を編集して置いてみることにします。
このファイルを置く場所である DocumentRoot は、複数のユーザのためにコンテンツを配置するディレクトリを作成した場合、ユーザが増えるに従って管理者の負担が大きくなります。
また、デフォルトのまま使うのは安全ではありませんので、各ユーザごとのホームディレクトリーの中へファイルを置く場所を構築したりする場合もあります。
(このように DocumentRoot を個々の場所へ変更したり作成したりすることを UserDir の設定とか UserDir の構築、などという言い回しをしたりします。このサイト内ではこちらに関連ページがあります。)
この DocumentRoot は、CentOS5.4の初期状態では、 Apache の設定ファイル httpd.conf の ### Section 2: 'Main' server configuration のところに以下のように記述されている箇所があります。
#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/var/www/html"
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/var/www/html"
一番下の行に DocumentRoot "/var/www/html" とあります。ここが初期状態の DocumentRoot です。
つまり編集した html を置く場所です。では中に何が入っているのか?
デスクトップ上のコンピュータのアイコンをクリックして "/var/www/html" まで移動してみます。
まだ何も入っていない空のディレクトリが表示されました。ここへ何かテスト用の html を編集して置いてみることにします。
このファイルを置く場所である DocumentRoot は、複数のユーザのためにコンテンツを配置するディレクトリを作成した場合、ユーザが増えるに従って管理者の負担が大きくなります。
また、デフォルトのまま使うのは安全ではありませんので、各ユーザごとのホームディレクトリーの中へファイルを置く場所を構築したりする場合もあります。
(このように DocumentRoot を個々の場所へ変更したり作成したりすることを UserDir の設定とか UserDir の構築、などという言い回しをしたりします。このサイト内ではこちらに関連ページがあります。)
html の表示検証
なにか簡単なテスト用の html を作成してみましょう。
上のように簡単な html を何かエディタにでも書いて名前をつけて /var/www/html/ に保存します。拡張子は .html です。
名前は適当でかまいませんが、ここではオーソドックスに index.html とつけました。保存する場所は /var/www/html/ です。
では、ブラウザを起動させて、 URL を http://localhost と入力して Enterキーをたたいてみてください。
いかがでしたでしょうか? Apache がちゃんとインストールされていて、起動していて、DocumentRoot の場所さえ理解できていれば static (静的)な html を作成して、 表示検証しながら編集していくことができますね。
<html>
<body>
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<div align="center"><font size="+2">これは /var/www/html/ に置いたテスト用 html です。</font></div>
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</body>
</html>
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<div align="center"><font size="+2">これは /var/www/html/ に置いたテスト用 html です。</font></div>
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</body>
</html>
上のように簡単な html を何かエディタにでも書いて名前をつけて /var/www/html/ に保存します。拡張子は .html です。
名前は適当でかまいませんが、ここではオーソドックスに index.html とつけました。保存する場所は /var/www/html/ です。
では、ブラウザを起動させて、 URL を http://localhost と入力して Enterキーをたたいてみてください。
いかがでしたでしょうか? Apache がちゃんとインストールされていて、起動していて、DocumentRoot の場所さえ理解できていれば static (静的)な html を作成して、 表示検証しながら編集していくことができますね。