画面上部のアプリケーションメニューより、ソフトウェアの追加 / 削除 の項目をクリックします。
左側ペインで "サーバー" を選択し、右側ペインより " MySQL データベース " と " Web サーバー " のところにチェックをいれ、下の "適用" と表示されているボタンを押します。(この時、インストールCDやインストールDVD を求められることもあります。)
しばらくすると元の画面にもどりますので、インストールはこれで終了です。
Apache Web サーバーと mysql サーバーはインストールしただけでは起動していません。起動させるには画面のなにもないところで右クリックし、表示されたメニューから "端末" をクリックして表示させ以下のように入力して、それぞれのサーバーを起動させます。
Apache Web サーバーを起動させるときには以下のように緑色の文字列を入力して Enter キーを押します。
以下の画像のように " ok " のステータスが戻ってくれば起動完了です。
本当に Web サーバーが起動しているのかどうか、確認してみましょう。
ブラウザを表示させ、アドレス欄に " http://localhost " と入力してEnterキーを押してみます。
いかがでしょう? 下のようなページが表示されたでしょうか?
apache が起動していないと、アドレスバーに http://localhost と入力してみてもエラーメッセージが表示されます。
もしも CentOS 起動時に自動的に他のサービスと共に起動させておきたいのであれば 以下のように端末で chkconfig コマンドで httpd を on にしておけばいいと思います。
" mysql サーバー " の場合も端末で以下のように入力して起動させます。
これも以下の画像のように " ok " のステータスが戻ってくれば起動完了です。
mysql サーバーを停止させるときには以下のように入力して、Enterキーを押します。
もしもmysql サーバーも CentOS 起動時に自動的に他のサービスと共に起動させておきたいのであれば 以下のように端末で chkconfig コマンドで mysqld を on にしておけばいいと思います。
http://www.phpmyadmin.net/home_page/downloads.php よりphpMyAdmin 2.11.11 の phpMyAdmin-2.11.11-all-languages.tar.bz2 を選択し、デスクトップへダウンロードしておきます。
(もちろん、ダウンロードする場所は自由ですが、ここでは説明の便宜上デスクトップとしました。的確変更してください。)
CentOS5.5 では、phpMyAdmin 3.3.7 には対応しておりませんので、間違えてダウンロードされませんように。
ダウンロードした phpMyAdmin-2.11.11-all-languages.tar.bz2 をインストールします。端末を表示させ、以下のように緑色の文字のところを入力し、Enterキーを押します。
今度はデスクトップに解凍してできた phpMyAdmin-2.11.11-all-languages のディレクトリの名前を変更しておきます。
" phpMyAdmin-2.11.11-all-languages " と言う名前を " phpMyAdmin " に短くしてしまいましょう。
" phpMyAdmin-2.11.11-all-languages " のディレクトリ上で右クリックして名前の変更を選択してもよし、
端末から " mv " コマンドでリネームする場合は、以下のように緑色の文字列を入力して Enterキーを押します。
今度は phpMyAdmin を設置するのですが、apache の初期状態である DocumentRoot がどこなのかを見てみたいと思います。
apache の設定ファイルである " httpd.conf " は /etc/httpd/conf/ にあります。
そこまで移動しておいて、httpd.conf を less コマンドで開いて確認します。
### Section 2: 'Main' server configuration の項目の中に以下のように設定されている箇所がありました。
一番下に DocumentRoot "/var/www/html" と記述されています。
これが初期状態の html ファイルの置き場所です。
つまり私たちユーザが作成したものは /var/www/html/ に配置するのがデフォルトになります。
もちろん、これらのファイルなどを置く場所を自分のサーバーなら変更することは可能ですし、本来ならその方が好ましいのですが、
ここでは、初期状態のままの場所へ設置したいと思います。
デスクトップに解凍し、リネームした phpMyAdmin のディレクトリを /var/www/html に移動させます。
以下のように端末で緑色の文字列を入力して Enterキーを押します。現在地は Desktop とします。
もちろん、端末でコマンド入力するのが面倒なら、Windows のように phpMyAdmin のディレクトリを右クリックで切り取って、 /var/www/html/ へとペーストさせてもOKです。
/var/www/html/ に移動させた phpMyAdmin/ に config.sample.inc.php と言う名前のファイルがありますので、 このファイルをコピーし、名前を " config.inc.php " と変更しておきます。 もちろん、元のファイルをそのまま使ってもよろしいのですが、何か異常があった時には元のファイルがあればまた、そこから作り変えることができますので、念のために元のファイルは残しておきたいと思います。
作成した config.inc.php を 何かエディタで開いてみてください。
私は vi を使用しましたが、 まだ慣れていないユーザには、 gnome の gedit が使いやすいかもしれません。
下の緑色の文字のところへ、自分だけにしかわからない文字列を半角英数字で記述して、上書き保存します。
編集はこれで終わりです。
最初に、httpd と mysqld をインストールして、起動させてありますから、準備は整っています。
ブラウザを開いて、アドレスバーに http://localhost/phpMyAdmin と入力して Enterキーを押してみてください。
"クッキーを有効にしてください" と " mcrypt 拡張をロードできません " 云々のメッセージが表示されていますので、
ちょっと Language を 日本語 - Japanese (utf-8)に変更してみます。
"クッキーを有効にしてください" のメッセージは消えましたが、 " mcrypt 拡張をロードできません " 云々のメッセージが消えません。 でも、まぁ、とりあえず中へ入ってみます。初期状態の phpMyAdmin はパスワードが設定されていませんので、 root ユーザでパスワードは入力せずに実行ボタンを押します。
" php の mbstring 拡張が見つかりませんでした " 云々と " mcrypt 拡張をロードできません " 云々のメッセージが表示されてしまっています。 utf-8 はマルチバイト文字ですから、それで表示されてしまったと思います。ま、このままでも使うには使えるのですが・・・・?
前のバージョン(少なくとも4系より前?)には mcrypt 拡張も mbstring 拡張も入っていたそうですが・・・・・ どうやら手作業でインストールするよりなさそうです。では、次にこの2つの拡張をインストールしてみたいと思います。
端末を表示させて、以下のように入力し、Enterキーを押します。
すると以下の画像のようにインストールが始まります。
途中で、ダウンロードしてもいいかどうか問いかけてくるので、キーボードの " y " を押して続けさせます。
Complete! と表示されれば、インストールは完了です。
上記のmcript 拡張のインストールと同じように、端末を表示させて、以下のように入力し、Enterキーを押します。
あとは同じようにインストールが始まり、途中で、ダウンロードしてもいいかどうか問いかけてくるので、 キーボードの " y " を押して続けさせ、Complete! と表示されるまで待ちます。
ブラウザで確認する前に、以下のように端末に入力して mysqld を再起動させます。
上記の操作が終わったら、ブラウザを起動させ、先ほどと同じようにアドレスバーに " http://lodalhost/phpMyAdmin " と入力し、Enterキーを押します。
今度は、" クッキーを有効にしてください " だけのメッセージになりました。
Language を 日本語 - Japanese (utf-8)に変更するとメッセージが消えました。 ユーザ名を root と入力し、実行ボタンを押してログインします。
ここも今度はメッセージが表示されていません。
以上で phpMyAdmin の設置は完了です。
"特権" と書かれている項目で新規のユーザを作成し、アクセス権や管理権限などを設定します。
"データベース" と書かれている項目で新規のデータベースを作成することができます。
また、 phpMyAdmin のテーマなどを変更する場合には、http://www.phpmyadmin.net/home_page/themes.php からバージョンにあった theme をダウンロードして解凍し、/var/www/html/phpMyAdmin/theme/ におけば、上の画像の " テーマ/スタイル " のところで選択することができるようになります。