ここからは CentOS5.6 のインストール画面になります。前に作成した仮想マシン名 " CentOS " という名前が VMware Player の左ペインに表示されています。 これを選択して、右側ペインの下にある " 仮想マシンの再生 " と書かれているところを選択して起動させます。
CentOS5.6 のインストール画面が表示されます。
(インストール画面でキーボードが有効にならない場合は tab キー、スペースキー、 矢印キーなどで移動します。決定は Enter キーです。)
インストール画面下の方に英文で3種類のメッセージが表示されています。
- To install or upgrade in graphical mode, press the <ENTER> key.
グラフィカルモードでインストール又はアップグレードする時はEnterキーを押す、という意味。通常はこれを選択します。
- To install or upgrade in text mode, type: linux text <ENTER>.
テキストモードでインストール又はアップグレードするなら linux text とタイプしてEnterキーを押す、という意味で、
タイプする場所は1番下の行の boot: _ と表示されているところへキーボードからタイプしていきます。ここは初心者向きではありません。
- Use the function keys listed below for more infomation.
もう少し詳しい説明が欲しかったら、下のファンクションキーから選んでください、という意味。
[F1-Main] [F2-Options] [F3-General] [F4-Kernel] [F5-Rescue]
boot: _ ← ここへタイプする。
CD media のチェックをするなら赤いボタンのOKと書かれている方を選択、チェックをしないなら skip と書かれている方を選択します。 CD media のチェックには時間が大分かかります。
このまま何もせず待ちます。
画面下の方にレモン色のスクリーンが表示され VMware Tools のインストール機能についてのメッセージが表示されています。
OS にログインして VMware Tools のインストールをするように書かれていますが、まだ CentOS をインストールしていませんから、それは CentOS のインストール完了まで無視します。 " Next " と書かれているボタンを押します。
使用する言語の選択をします。画面右側のスクロールバーを動かして " Japanese (日本語) " を選択して、" Next " ボタンを押します。
画面のテキストが日本語表記になりました。
このCentOS5.6用のパーティションテーブルを組み込むことができなかったとメッセージが表示されました。
新規パーティションを作成するには初期化が必要なので、フォーマットするけれど、そうすると中にあるデータが全部 消えてしまうけれど、それでもいいか?と聞いています。ここでは新規インストールを前提としていますので " はい " と 書かれたボタンを押して次へ進みます。
赤い矢印のところをクリックしてみると何種類かの選択肢が表示されます。
ここでは、" 選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します " を選択します。
" 次 " と書かれたボタンを押すと再度 " 本当にすべて削除しますか? " とメッセージが表示されますので " はい " と書かれたボタンを押します。
今度はネットワークデバイスの設定です。DHCP にしておくならこのままなにも変更する必要はありませんが、固定で IP を割り当てたり、その他の設定をするならば、ここで編集をします。なお、これらに表示されている IP アドレスなどはすべてサンプルであり、 例ですのでこのまま使用できるわけではなないことをお断りしておきます。
" 手動設定 " に変更すると編集できるようになりますので、編集が終わったら " 次 " と書かれたボタンを押します。
地域の選択画面です。画面左下にチェックの入っている " システムクロックで UTC を使用 " となっていますが、必要でなければチェックをはずしておきます。" UTC " とは、協定世界時のことであり、日本標準時 ( JST ) は UTC+9 をもって日本の標準時間とされます。もしも日本標準時間を使用するなら、チェックをはずしておいた方がいいと思います。
" 次 " と書かれたボタンを押します。
ここでは root ユーザのパスワードを設定しておきます。入力しても表示されませんので間違えずに入力します。
ここからはインストールするソフトの選択になります。初期状態だと Desktop - Gnome となっていて他は選択されていません。
また、この画面で他のものを選択しても実は全部入らないので、画面下の " 今すぐカスタマイズする " を選択しなおして、 " 次 " と書かれたボタンを押します。
画面の窓が左、右、下と3つに分かれました。右はメニュー項目で、左はインストールできるツール、下は選択したものの説明。
なお、赤い矢印でさしたところには " 37 of 43 optional packages selected " とメッセージが表示されていますが、これは43個あるうちの37個選択してあるということです。ですから当然のことながら選択されていないものもある、ということです。
すべてを選択するには、何種類かの方法があるのですが、ここでは手っ取り早く、選択した上で右クリックをしてメニューの中から "すべてのオプションパッケージを選択" を指定してしまいます。
インストールするものを確認したいならば、窓の下にある " オプションパッケージ " と書かれているボタンをクリックするとインストールするソフトやライブラリなどを見ながら選択することが可能です。
すべてのオプションパッケージを選択すると先ほどの窓の下のオプションパッケージ数が変化しました。こうして、少し面倒ですが、右側のメニュー項目をひとつひとつ選択しながら、左側のツールのオプションパッケージを確認し、自分の欲しいものが入っていなければチェックをつけ、欲しくないものがあったらはずす、という操作をやっていきます。
同様に KDE もすべてのオプションを選択してしまいます。 KDE のデスクトップを起動させるには /etc/sysconfig/desktop の編集をする方法と、ランレベル3での起動時に " switchdesk kde " と入力し、" startx " で起動させる方法とがあります。
ここはアプリケーションです。左メニューで Emacs にチェックが入っていません。このように選択されていないものがあります。
今度は開発です。開発するのに必要なツールなどが入っています。
今度はサーバーですね。Web サーバー ( Apache ) や MySQL 、などなど・・・・
ベースシステムです。この中に " レガシーなソフトウェアのサポート " という項目がありますが、これは古いライブラリ群なので、私のようにあれこれ弄繰り回して、古いものから新しいものまでいろいろなものをインストールして検証するようなのにとってはあった方がよいものかもしれません。
こうして選択し終わって " 次 " と書かれたボタンを押すと、選択したパッケージの依存関係のチェックが始まります。
依存関係に問題がなければ下のように CentOS のインストール開始画面が表示されます。
いろいろなメッセージが表示されますが勝手にやってくれますから、ちょっとコーヒーでも飲みながら待ちましょう。
インストールが終了したとのメッセージ画面が表示されました。ここでインストールに使用したメディアをすべて取り出して、再起動ボタンを押してください、と表示されていますので、使用した iso イメージファイルをはずします。
ここで Ctrl キーを押したまま Alt キーを押していったんホストマシンの方へもどり、VMware Player の上部にあるメニュの " 仮想マシン " を開き項目の中から " 仮想マシンの設定 " を選択します。
この画面はハードウェアのカスタマイズの画面です。右側ペインで " 新規CD/DVD " を選択すると、左側ペインで先ほど設定しておいた " ISO イメージファイルを使用する " が選択されていると思うので、これを初期状態である " 物理ドライブを使用 " に変更して OK ボタンを押します。
元のゲストマシンである CentOS5.6 の " おめでとうございます。インストールが無事に終了しました " と表示されている画面に戻り、" 再起動 " と書かれているボタンを押します。