Red Hat の先行バージョンといわれる Fedora Linux の 18 がリリースされていたので、https://fedoraproject.org/ja/get-fedora-all ページの
直接ダウンロード項目から Fedora-18-x86_64-DVD.iso を
ダウンロードして暇つぶしの好奇心丸出しで VMware® Player の仮想環境にインストールしてみました。
以下私のホストマシンの環境です。
CPU : 64bit Hex Core ( 6 core )
Memory : 8GB
HDD : 500GB
ホスト O S : 64bit CentOS5.9
仮想環境 : 64bit VMware® Player 5.0.1 build-894247
1.VMware Player の用意。
2.インストールする Fedora-18 メディアを用意。
3.作成する仮想マシンを格納(保存)するための場所とディレクトリを作成し、決めておく ( 後で楽 )。
私がダウンロードした 64bit VMware Player は英語版でしたが、日本語版もあるのでしょうか?。 設定についてはこちらをご覧ください。 これは centos 60 インストール時の画像ですので、vmware player の設定でインストールする OS の選択に Fedora を選択して、インストールメディアがどこにあるのか、 なにからインストールするのかさえ、間違えなければ、後はほとんど変わりません。最後に display の設定を選択する項目がありますが、ホストに任せても、自分で選択しても OK です。
久しぶりに、本当に何年ぶりかで fedora をインストールしてみましたが、ずいぶんとインストール画面が変わりましたね~。
インストールするシステムタイプを選択します。ここでは全てを選択することはできませんし、 一度に2つのシステムを選択する事もできません。とりあえず、 gnome デスクトップを選択してみます。
この印がついているものに注意しながら、設定をしていきます。
上の画面のネットワーク設定をクリックしてみました。初期状態では DHCP で接続されていますので、 これが自分で設定したいというときにはこの画面から設定していきます。ホスト名を入力して、設定する、 と表示されているボタンを押すと IP アドレスなどを入力することができます。
ネットワークの設定が完了した後は root ユーザのパスワードの設定になり、インストールが始まり、完了しますので再起動します。
おなじみ、ようこそ画面です。なんかとてもシンプルになったような気もしますが、実は要所は変わっていませんね。
デスクトップが変わりましたね? gnome のバージョンが変わったのでしょうか? 今はやりのスマホを意識していますかね?・・・
下の画像は英語表記デスクトップと日本語表記デスクトップです。
上は英語表記、下は日本語表記の画像です。
下のディスプレイの設定画面は、vmware player でインストールの設定するときに、ホストのディスプレイの解像度を引き継がず、自分で設定する方を選択し、 vmware tools をインストールした後の画面です。vmware tools をインストールしなくても何種類かの解像度数は表示されるようです。
この fedora-18 ではランレベルの変更については、今までの inittab の編集では済まなくなったようです。 /etc/inittab を開いてみると以下のような記述がされています。
つまり、ログイン画面を runlevel 3 に変更したい場合は、一番下の行、 ln -s /lib/systemd/system/<target name>.target /etc/systemd/system/default.target と
記述されている <target name> を multi-user に変更してシンボリックリンクを作成するようにと指示されています。
と、いうことで、早々に以下のような手順で編集作業を始めてみました。
1 . 端末で /etc/systemd/system/ へ移動して中に default.target と言うファイルがあるかどうかを確認し、あれば削除する。
2 . 確実に default.target が削除できているかどうかを確認した上で、再度、端末に ln -s /lib/systemd/system/multi-user.target /etc/systemd/system/default.target と入力して Enter キーを押す。
3 . 編集が済んだら、削除したはずの default.target が新規に出来上がっているかどうかを確認し、reboot してみる。
もしも、メニューなどが英語表記のままで、どこをどうやっても日本誤表記にならない場合は、 .bashrc に一行追記してみると日本語表記になる場合があります。 ここでは私の環境が utf8 なので、このように記述しましたが、この部分はそれぞれ自分の環境にあわせて変更してください。
わたしの .bashrc はどうなっているか、というと以下のようになっています。
編集し終わったら、再起動をさせます。
VMwareTools のインストールは、まずホスト側から vmware のメニューの Virtual Machine → install VMware_tools と書かれている項目をクリックし、 ゲストマシンのコンソール画面 ( runlevel 3 ) へ root ユーザでログインし、以下の緑色の文字列を記述して Enter キーを押します。
ここまでの操作が下の画像になります。
これで VMwareTools-9.2.2-893683.tar.gz の展開になり、展開が済んだ後の操作は以下のようになります。 また、緑色の文字列を記述しては Enter キーを押します。
ここまでが下の画像の操作になり、これ以降は vmware-install.pl が実行されていきます。
vmware-install.pl は対話式に進んでいくので途中途中で [yes] , [no] が表示され、応答が戻るまで、そこで待っています。
そこに選択されている [yes] とか [no] は標準で選択されていますので、何も分からなかったらとりあえず、 Enter キーを押していけば操作は進み、
やがて、完了すると Enjoy, と表示され、画面の動きは止まります。あとは、startx もしくは reboot するだけです。