2022 年 5 月末あたりから右目の視力が著しく悪化。
痛みもあるため、とりあえずご近所の眼科医へ。
勝手に自己診断して、緑内障か白内障でも患っているかな? と思っていたのですが、視力検査とか眼底検査とか、
眼圧検査などをした結果、先生に、" この病院では治療ができないので、紹介状を書くから設備のある病院へ行くように " と言われてしまいました。
紹介先の病院の選定は先生にお願いしたところ、 我が家から車で10分くらいのところにある T 大学病院の X X 先生へと予約までしてくださいました。
この時の視力は右目が 0.1 もないといわれてしまい、ちょっとショック。左目はまぁ、年なりに普通だそうです。
朝 9:00 までに T 大学病院の初診手続きをすませなければならないのですが、紹介状のおかげで、
すぐに診察カードを渡され眼科の方へ行くようにと指示されました。
視力検査、瞳孔を開いての眼底検査、眼圧検査などなどいろいろな検査を行い、あらゆる角度から診て、下された病名は
加齢黄斑変性という名前のものだそうです。
( これは若い人でもなる病気のようですが、その場合はただの黄斑変性症というのだそう。)
私の場合はこんな具合 → ← 普通はこんな風な黒点が見えて視界が遮られるそう。
時々、なにかが目にぶつかったような鈍い痛みを感じることもありました。
それから今度は治療方法の種類や説明を受け、さらに、今回の場合に有効だと思われる治療方法についてのお話を聞きました。
この次の受診日と次には、もう一度 視力検査の他、眼底検査、瞳孔を聞く目薬をさして、眼底、特に黄斑部を詳細に観察し、
造影剤を腕の静脈に注射し、写真を撮影する蛍光眼底撮影を行うとか。
また、光干渉断層計(OCTスキャン)で、数秒で黄斑部網膜の断層像を得ることなどをするとの説明を受けました。
加齢黄斑変性については wikipedia 加齢黄斑変性 や 公益社団法人日本眼科医会、聖路加国際病院眼科部長・聖路加国際大学臨床教授 大越貴志子さんが書かれたページ などに詳しく説明されています。
蛍光眼底撮影の結果を診断した先生が 抗血管新生療法という治療名を言葉にしました。
硝子体内注射で治療してみようということになりました。
ただ、この方法も人によっては余り効かないこともあるとも・・・。さてさて・・?
良い結果が出ることだけを考えることにします。
( 造影剤を腕の静脈に注射して蛍光眼底撮影をした日はお小水が真っ黄色になると説明され、
お水を飲む回数を増やして早く体外へ出すようにといわれました。)
今後の予定としては、7 月 4 日に 1 回目を行うことになりました。眼に硝子体内注射をする、と。
1ヶ月に1回ずつ、3回施術するのだそうです。
この治療はここの病院では手術室を使うので日帰りの手術扱いになるとのこと。診察が終わった後に採血、さらに手術手続きの説明を受け、
帰宅したのは 17 時を回っていました。 いくら家から近いとは言えやっぱりちょっと疲れたかも・・・
この日から朝・夜の体温の計測を記録するよう用紙を渡され、ガチフロという点眼液を7 月 1 日から朝・昼・晩と就寝前の4回を手術当日まで続けるよう
指示を出されました。残りのガチフロは手術当日持参するようにとも。
7 月 4 日の 1 回目の治療、硝子体内注射 ( 抗VEGF薬であるアイリーア ) は手術扱いとなる為、手術前と入院の為の前検査を受けました。
コロナの PCR 検査と胸部レントゲンなど。
PCR 検査の結果は次の日の夕方までに、もし、陽性なら連絡が入り、陰性なら連絡なし、とのことなので、次の日ハラハラしながら待っていたのですが、
PCRの判定連絡なし、ということで問題なし。良かった良かった。ちょっとホッとしました。
9 時 20 分より手術室に入ります。朝食は 3 時間前に食べ終えておくようにと指示が出ています。
初めてのことですし、駐車場の様子もあるので家を 少し早めの 8 時 40 分くらいに出るつもりでいます。
朝食は、その 3 時間ほど前に済ませなければなりませんから、 起きるのは 5 時くらい・・・
朝が苦手な私としてはちょっとつらいですね。
記録してきた体温表や点眼液のガチフロの残りだとか、ここへ来て計測した血圧の記録紙だとかを持って、担当の人からの説明を聞き、
手術用の別室となっているフロアの方へと連れて行かれて、 手術用着の着替えだとか荷物を入れておくロッカーだとかの説明を受けて、
ソファに座って待機していると、また別の担当の看護婦さんがお迎えに来て、手術室へ案内され、手術台に横たわるように指示されました。
早々に目の洗浄から消毒から、麻酔と
治療する方の目にはまぶたを開きっぱなしにするようなパッチみたいなのをはめられ(全然痛くないですよ)、そのパッチにはめられているのか
透明なシールド膜みたいなものをそっと小さなハサミで切れ目を入れて、目に注射・・・痛くないですよ。終わるまで、おそらく 10 分もかかっていないのでは
ないかと思います。抗VEGF薬のアイリーアを用いた硝子体内注射治療の 1 回目はこうして終わりました。
服を着替えて、ガチフロを渡されて、液がなくなるまで毎日、朝・昼・夜と就寝前につけるように指示されて解放されました。
手術用の患者さん専用の待合室で待っていてくれた主人と合流して家へ戻ります。
外へ出た瞬間思わず目をふさいでしまいました、とんでもなくまぶしくて目を開ける事ができません。
持参したサングラスをかけます。
「 そのサングラスをかけると怖いんだヨ 」 と主人が言うので、しまい込んであったサングラスなのですが、
紫外線避けには抜群ですし、怖がられようとなんだろうと目が大事!
家へ戻ってから痛みはないのですが、治療した方の目がゴミが入ったような感じでゴロゴロしていました。
でも、この違和感も 2 日くらいで消えてしまいました。痛みはもちろんありません。
お風呂もご飯も普通の日常で大丈夫と担当の医師や看護師さんたちから説明を受けているので、いつもの生活です。
7月 27 日手術後の経過観察
眼科検査 診察前検査、担当医師による診察
8 月 3 日 手術前の PCR 検査と胸部 X 線検査
8 月 8 日 2 回目の硝子体内注射実行
9 月 7 日 術後の経過観察と 3 回目の硝子体内注射前の PCR 検査と胸部 X 線検査
9 月 12 日 3 回目の硝子体内注射実行
3 回目の硝子体内注射後は視力が回復して、針の穴に糸を通せるようにまでなりましたし、
治療前に時々感じていた目の痛みもなくなりました。やれ嬉し。
検査の結果は良好。
いつものように一連の検査の結果 どうやら再発したようです。
11 月 28 日 4 回目の硝子体内注射を行うことになりました。
まぁ、ここのところ視力がまた落ちていたのに気がついていましたし、
目の痛みも出ていたので、もしかしたら・・・とは思っていましたので、致し方なし・・・。
4 回目の治療後の経過観察の結果が非常に良好であるとこの事でした。この次の経過観察は 1 月 25 日とのことです。
この次の結果しだいではまた、5 回目の硝子体内注射もあるかもしれないとのこと。
こうして当分の間は経過観察が延々と続きそうな気配です。
耳では真珠腫性中耳炎であちらの病院、今度は目の加齢黄斑変性症でこちらの病院。
だんだんと通院しなければならない病院の数が増えてきています。
ま・年をとる、と言うことはきっとこういうことなのかも・・・・??。2022 年も残り少なくなってまいりました。
まだまだ新型コロナには油断できない昨今ではありますが、皆さまもどうぞお体にはお気をつけてご自愛くださいますよう。 管理人もなんとか今年 1 年を乗り切ることができた事に感謝をしつつ、新しい年を迎えてゆきたいと思います。 この1年を有難うございました。どうぞ良いお正月をお迎えくださいますように。
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いつもの経過検診の結果 5 回目の硝子体内注射をすることなったので、おなじみ PCR 検査と胸部 X 線検査を受ける。
5 回目の硝子体内注射 ( 抗VEGF薬のアイリーア使用 ) 実行。
今回は注射が終わって目を覆っているフィルム(というかシートというのか正式名がわからないので・・・)を剥がすときに 目頭と目尻の内側を傷つけてしまったようで目の充血(出血?)がひどくて、2日たった今でもまだ充血が収まっていません。 ま、治療自体は無事終了しているので心配はしていませんが、節分の日である 3 日には高齢者の講習を受けに自動車教習所に行かなければ なりませんから、なんとかこの吸血鬼のようになっている目が治るといいのですが・・・・
次回の検診は 3 月 1 日となりました。その次の 3 月 2 日には耳の方の治療で相模原の大学病院へ行く予定です。
2023 年もやっぱり病院通いから始まってしまいました。やれやれ・・・・