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Windows10 Pro に無料の VMware Worakstation Player をダウンロードして、 Ubuntu 20.04 をインストールして、CentOS 6 や Windows 10 pro などと同じような使い勝手を 得ることができるようにするまでを忘れないうちに記事にしておこうと思います。

ホスト環境

2021.05.21

要約
オペレーティングシステム : Windows 10 Pro 64-bit
バージョン : 2004
OS ビルド : 19041.985 ( 2021.05.21 現在 )
***************************************************
CPU : Intel Core i5 9400 @ 2.90GHz 2.90GHz
メモリ : 32.0GB (3.17GB 使用可能)
ストレージ : 931GB TOSHIBA DT01ACA100 (SATA )
1863GB BUFFALO External HDD USB Device (USB (SATA) )
1863GB I-O DATA HDCZ-UT USB Device (USB (SATA) )

上記のような環境に VMWare Workstation 16 Player をダウンロードして Ubuntu 20.04.2 LTS の ISO ファイルをダウンロードしてインストールします。 USB 接続の外付けディスクが 2 本あるのは、1 本は Linux 専用であり、もう 1 本は windows 専用にフォーマットしてあるからです。 それぞれファイルシステムが違いますので、こんなふうにして使い分けをしています。

VMWare Workstation Player のダウンロード

2021.05.21

https://www.vmware.com/jp/try-vmware.html で無償の VMWare Workstation player を選択するとページが変わり ダウンロードページが表示されます。

ひとつの VMWare Workstation player にはいくつもの仮想マシン( ゲスト ) をインストールすることができます。 ただし、同一ゲストの2重起動はできません。けれど、ちがうゲストであれば可能です。例えば、Ubuntu と Windows 10 とか、さらに CentOS とか。ただし、IP アドレスには要注意です。同じ IP アドレスにならないように。

新規仮想マシンの作成

VMWare Workstation Player を起動するとこのような画面になります。

" 新規仮想マシンの作成 " を選択してクリックします。

インストール CD / DVD からインストールする場合は一番上の " インストーラディスク (D)) " を選択。

ISO イメージファイル からインストールする場合は中央の " インストーラディスク イメージファイル(M) (ISO) ) " を選択。

自分でハードの容量やメモリや CPU などカスタマイズしたい時、また、後で自分で IP アドレスをつけたい場合などは、 " 後で OS をインストール (S)) " を選択。

自分がインストールする OS を選択します。選択ができたら次へボタンを押して先へ進みます。

ここでは今作成している仮想マシン(ゲストマシン)の名前を入力して、保存場所を指定します。

ここではハードディスクの容量を決定し、仮想ディスクを単一ファイルとして格納するか、分割ファイルとして格納するかの選択をします。

ハードディスクの容量は一旦ゲストをインストールしてしまったあとは変更できませんが、 " ディスクの追加 " という形で増やすことは可能です。

これでとりあえずインストールの設定は終了です。もし、メモリ、CPU、ネットワークなどもろもろのカスタマイズをするのであれば、 " ハードウェアをカスタマイズ " と書かれているボタンを押して、その画面へと進みます。


ハードウェアをカスタマイズ

この画面はメモリ、CPU 、CD/DVD ドライブや ISO イメージファイルを読み込むドライブ、ネットワークアダプタの設定やプリンタやサウンドカード及び ディスプレイなどの設定をする画面です。左側ペインで設定する項目を選択し、右側ペインで値を設定します。

メモリと CPU ( プロセッサ ) は数値を決定します。これらはゲスト OS インストール後でも変更可能です。

CD/DVD ドライブのところでは、これからインストールするゲスト OS が入っているメディアのあり場所を指定しておきます。 ISO イメージファイルなどからインストールする場合もここで ISO イメージファイルの場所を指定しておきます。

ネットワークアダプタでは、Ubuntu インストール完了後に独自 IP アドレスをつけて直接ネットワークに接続したいので、ブリッジを選択します。 この画面では選択するだけで、実際に IP アドレスはつけません。IP アドレスはゲスト OS ( Ubuntu ) インストール完了後にゲスト OS ( Ubuntu ) のネットワークの設定画面で設定します。

USB コントローラのところでは、USB のバージョンを選択します。

サウンドカードやプリンタなどの設定はゲスト OS インストール後でも変更可能です。

ディスプレイの解像度の設定は、ゲスト OS インストール後にインストールした OS ( ここでは Ubuntu )のシステム設定の方からした方がいいと思います。 この画面で設定してしまうと、固定されてしまうので、全画面や小さな画面に切り替えることができなくなる可能性があるかもしれませんから。。

これらが終わったら " 閉じる " と書かれているボタンを押します。

この画面に表示されていることは、今、自分が設定してきたことが表示されているので、まちがっていないかどうか確認し、 間違っていなければ、完了ボタンを押します。

しばらく待っていると通常の Ubuntu のインストールと変わらない画面が出てくるので、指示されたとおりにインストールを進めます。 Ubuntu のインストールについてはいろいろな方たちが親切丁寧に教えてくださっているので、ここでは省略します。

参考ページをどうぞ : Ubuntu 20.04 LTSインストールガイド【スクリーンショットつき解説】

こちらもどうぞ : 【Ubuntu 20.04 LTS Desktop】新規にインストールする

VMware Worakstation Player / Ubuntu インストール完了後の再起動

Ubuntu のインストールが完了すると再起動のメッセージが表示されて下の画像の赤枠で囲ったメッセージが表示されます。

この時には、CTRL + ALT でゲストからホストマシンへ戻り、下の画像のようにしてインストールメディアを抜き、ゲストマシンに戻り( ゲストマシンの上でマウスクリックするだけ )、 Enter キーを押して、再度作業を続行します。

VMware Worakstation の Player メニュー → 管理 へと移動します。
CD/DVD ドライブの項目を選択し、インストールメディアを抜くか、ISO イメージファイルならば 物理ドライブの方を選択して、 ゲストマシンに戻り、Enter キーを押し、作業を続行します。

VMware player のよく使うボタン

VMware のよく使うボタンです。

VMware Tools ( open-vm-tools ) のインストール

Windows 10 のデスクトップに Vmaware workstation player 上の Ubuntu 20.04 が表示されました。

自分のモニタに合わせた解像度を設定 ( 私の場合は 16 : 9 ですので 1360 x 768 を選択。 ) すると下のようになりますので、 さらに全画面ボタンを押せば、画面いっぱいに Ubuntu が広がります。

ここでこの操作をしてもなにも変化しなかったり、解像度の設定の中に自分の設定したい値が表示されなかったりした場合、 VMware player のメニュー の player → 管理 → VMware Tools のインストールの項目を確認してください。 もし、この player → 管理 → VMware Tools のインストール の文字列がグレーアウトしていれば、すでにインストールされていますが、 そうでなければ、端末で " sudo apt install open-vm-tools " と入力してインストール完了後、再起動をし、もう一度設定をやりなおしします。

Ubuntu が全画面の時に VMware workstation player のメニューを表示させるには?

VMware workstation player 上の Ubuntu 20.04 の現在の姿

2021.05.25
Windows 10 の VMware workstation player 上のカスタマイズ後の Ubuntu 20.04 LTS の姿です。

カスタマイズしたこと

まぁ、いろいろやりましたね〜。まだ、なにか書いてないこともあるのでしょうか? 忘れています。
でも、これでやっと CentOS 6 と Windows 10 pro と Ubuntu 20.04 はほとんど違和感ない使い心地となりました。 強いていうなら、 CentOS 6 の Gimp だけが古いバージョンなので、使い心地がちょっと・・・・という感じ。 Ubuntu と Windows 10 は同じ 2.10.24 ですし、ブラシやなんかも全部同じにしましたので、違和感なし。ただ、Windows 10 では Transparent と 表示される箇所が Ubuntu の方ではちゃんと "透明" と表示されたので、思わず 「素晴らしい!」と笑っちゃいました。
あとは操作性ですが、これもほとんど違和感なし。

  1. vim のインストール ( sudo apt install vim )
  2. root ユーザを使えるようにする。
  3. BC か Calc のインストール ( 端末で計算ができるように。bc コマンド終了時は quit を使用 )
  4. ジョークツールの sl をインストール
    ( 端末で ls コマンドを sl と間違えて入力すると汽車が端末画面を走り抜けるというジョークツール )
  5. SSH インストール ( sudo apt-get install ssh )
  6. nemo インストール ( sudo apt install nemo )
  7. gnome tweaks のインストール ( sudo apt install gnome-tweaks )
  8. gnome shell をブラウザ上で使えるようにするためのコネクタのインストール
    ( sudo apt install -y chrome-gnome-shell )
  9. GNOME Shell integration
  10. gnome shell の ArcMenu ( ArcMenu です。 )
  11. gnome shell の Frippery Move Clock ( デフォルトで表示されている時計の位置を変更する )
  12. gnome shell の Dash to Dock ( Dock の設定を変更 )
  13. gnome shell の Dash to panel ( トップバーの位置を変更したくてインストール )
  14. gnome shell の Horizontal workspaces ( ワークスペースのインジケータを水平表示 )
  15. gnome shell の Places Status Indicator ( " 場所 " メニュー表示 )
  16. gnome shell の Tweaks & Extensions in System Menu ( システムメニューに Tweaks 拡張機能を表示 )
  17. gnome shell の User Themes ( ユーザが好みのテーマに変更できるようにする )
  18. gnome shell の Walkpaper ( ワークスペースごとに違う壁紙を変更できるようにする )
  19. gnome shell の Workspace Indicator ( ワークスペースの数を表示 )
  20. gnome software のプラグイン flatpak をインストール
    ( sudo apt install gnome-software gnome-software-plugin-flatpak )
  21. gnome software で gimp を最新の 2.10.24 にインストールしなおしアドオンもすべて入れる ( flatpak )
  22. gnome software で Cherrytree をインストール ( flatpak )
  23. qpdfview ( 狙いは qpdfview ではなく、ここにある ppaplus_202004.4_all.deb (ソース)なのです。 )
  24. gnome software で Shutter をインストール
  25. Bluefish をインストール
  26. パッケージマネージャの synaptic をインストール ( sudo apt install synaptic )
  27. indicator-stickynotes をインストール
  28. それぞれのワークスペースごとの壁紙の変更、
  29. Mozc のユーザ辞書に windows や CentOS で作って使っていたユーザ辞書ファイルをインポート。
  30. ArcMenu のテーマ変更とアイコンのカスタマイズ
  31. Thunderbird のバックアップの復元
  32. Firefox のバックアップの復元
  33. ローカルのファイルサーバー接続の設定及び動作確認 。

仮想マシンの簡単なメンテナンスとバックアップ

2021.05.25

VMware workstation player で作った仮想マシンを保存したディレクトリには、.log ファイルがどんどん増えていきますので、 不必要と判断したら削除可能です。 .log ファイルと .vmx ファイルはテキストファイルですのでエディターで編集もできます。 でも、必要以上に編集すると起動できなくなる可能性もありますから、 .vmx の方はいじらない方が無難です。

バックアップについては無料の Vmware workstation player では機能がありませんので、windows のハードディスクに余裕があれば、 仮想マシンを保存したディレクトリーごと、コピーしてどこか違う場所へ別名で保存するのがよろしいかと思います。万が一があったときには元の場所へ コピーしたファイルをそのまま戻せばいいだけですから。私など気に入った設定ができた時にバックアップをとっておきます。

読んでくださった方へ

2021.05.25

ながながと読んでくださってありがとうございます。
この時節、家の中で引きこもりしつつ、結構やらなければならないことはあるものです
( 年のせいでテキパキと体が動かなくなってきたせいもあるからか、時間の過ぎるのが早すぎて・・・ )。
先日は主人がコロナワクチン 1 回目を打ってきました。幸い腕の痛みもたいしたことなく、熱も出ず、体もたいして不調にならず、何事もなかったかのように 過ぎました。月末は私の番ですが、注射はもう、トラウマになっていますね。ここ 3 年位大学病院通いをし、去年あたりまでは行くたびに血液検査だの なんだのかんだのと血液とられてまくっていましたもので・・・。でも、逃げるわけにもいかないわけですから仕方なく打ってきますね。

先日、晴れて 70 の誕生日を迎えました。みんなで盛大に・・というわけにも行かず、可愛そうと思った主人が特別手当を支給してくれて 好きなものに使いなさい、と言ってくれましたが、でも・・・緊急事態宣言下ですよ・・・ねぇ??

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