ここでは、fdisk コマンドのオプション l ( エル ) でマウントされているデバイスのパーティション情報を表示し、デバイス情報を確認した上で、操作を行う。
# fdisk -l
Disk /dev/sda: 500.1 GB, 500107862016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 60801 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 1 39 307200 83 Linux
Partition 1 does not end on cylinder boundary.
/dev/sda2 39 6413 51200000 83 Linux
/dev/sda3 6413 11512 40960000 82 Linux swap / Solaris
/dev/sda4 11512 60802 395918336 5 拡張領域
/dev/sda5 11512 15337 30720000 83 Linux
/dev/sda6 15337 19161 30720000 83 Linux
/dev/sda7 19162 22986 30720000 83 Linux
/dev/sda8 22986 26811 30720000 83 Linux
/dev/sda9 26811 60802 273033216 83 Linux
Disk /dev/sdb: 2000.3 GB, 2000398934016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 243201 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 243201 1953511008+ 7 HPFS/NTFS
外付け HDD の情報が表示され、デバイスは " /dev/sdb" であり、 " /dev/sdb1" だと教えてくれているので、これをフォーマットし、領域を確保する。
# fdisk /dev/sdb
このディスクのシリンダ数は 243201 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
(例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
コマンド (m でヘルプ): m ← メニュー表示のために m と入力
コマンドの動作
a ブート可能フラグをつける
b bsd ディスクラベルを編集する
c dos 互換フラグをつける
d 領域を削除する
l 既知の領域タイプをリスト表示する
m このメニューを表示する
n 新たに領域を作成する
o 新たに空の DOS 領域テーブルを作成する
p 領域テーブルを表示する
q 変更を保存せずに終了する
s 空の Sun ディスクラベルを作成する
t 領域のシステム ID を変更する
u 表示/項目ユニットを変更する
v 領域テーブルを照合する
w テーブルをディスクに書き込み、終了する
x 特別な機能 (エキスパート専用)
コマンド (m でヘルプ): d ← 初期状態では windows 用になっているファイルシステムを削除するため d と入力
Selected partition 1
コマンド (m でヘルプ): w ← テーブルをディスクに書き込み、終了するために w と入力
領域テーブルは交換されました!
ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。
ここまでの操作で、初期出荷状態の windows 用にフォーマットされていた領域を削除することができた。今度は改めて新規に Linux 用の領域を作成する。
# fdisk /dev/sdb ← もう一度 /dev/sdb に fdisk を行う
このディスクのシリンダ数は 243201 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
(例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
コマンド (m でヘルプ): p ← 領域情報を表示させるため p と入力
Disk /dev/sdb: 2000.3 GB, 2000398934016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 243201 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
デバイス Boot Start End Blocks Id System
コマンド (m でヘルプ): n ← 新たに領域を作成するため n と入力
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p ← 領域テーブルを表示させるため p と入力
領域番号 (1-4): 1 ← 領域はひとつしか作らないので Enter キーを押すか番号の 1 を入力
最初 シリンダ (1-243201, default 1):
Using default value 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-243201, default 243201): ← 終点シリンダは値を入力しなくても領域がひとつの場合 Enter キーを押せば自動で作成される
Using default value 243201
コマンド (m でヘルプ): p ← 確認のため領域テーブルを表示させるので p と入力
Disk /dev/sdb: 2000.3 GB, 2000398934016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 243201 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 243201 1953512001 83 Linux
コマンド (m でヘルプ): w ← 新たな領域テーブルをディスクに書き込み終了するため w と入力
領域テーブルは交換されました!
ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。