LibreOffice は無料でフリーのオフィスソフトです。
" OpenOffice.org " を開発していた主要メンバーが Oracle社 に 米Sun Microsystems社 が買収された後やめてしまったことは
コンピュータ業界の情報にに精通しているユーザさんたちなら衆知の事実だと思いますが、" OpenOffice.org " を開発していた主要メンバーが新しく設立したコミュニティ
" The Document Foundation " から無償提供されたオフィスソフトが“ LibreOffice ”だそうです。
" OpenOffice.org " を開発していた主要メンバーだからなのかどうかわかりませんが、操作性などは、 " OpenOffice.org " とほとんど同じと
いってもいいくらい、よく似ていると思います。
ここでインストールする環境は、CentOS5.5 とします。( windows 版はこちら )
http://www.libreoffice.org/ へ行き、ダウンロードボタンを押します。
次に表示されたページで、自分の環境を確認し、それに該当するものをダウンロードするのですが、
ここでは、先に述べたとおりインストールする環境は CentOS5.5 としてありますので、
LibO_3.3.2_Linux_x86_install-rpm_en-US.tar.gz
LibO_3.3.2_Linux_x86_langpack-rpm_ja.tar.gz
LibO_3.3.2_Linux_x86_helppack-rpm_ja.tar.gz
の3つの tar.gz ををダウンロードしてきます。
ダウンロードした tar.gz の3つのパッケージはとりあえず " LibO " というディレクトリをデスクトップ上に作って、その中へダウンロードしておきましたので、
これを以下のように " tar -zxvf " を使い、本体である " LibO_3.3.2_Linux_x86_install-rpm_en-US.tar.gz " を同じディレクトリ内である " LibO " へ解凍・展開していきます。
なお、これ以降の操作は root ユーザにて行うものとします。
上の要領で " LibO_3.3.2_Linux_x86_langpack-rpm_ja.tar.gz " 、" LibO_3.3.2_Linux_x86_helppack-rpm_ja.tar.gz " も順次同じように解凍・展開していきます。
解凍・展開した3つのパッケージが入っているディレクトリを見てみると、それぞれのディレクトリが3つ、新しく解凍・展開されていました。
これらそれぞれのディレクトリには " RPMS " というディレクトリがあり、
さらにその " RPMS " ディレクトリの中には多数の " .rpm " パッケージが含まれています。
以下は LibO_3.3.2_Linux_x86_install-rpm_en-US.tar.gz を解凍・展開してできた LibO_3.3.2rc2_Linux_x86_install.rpm_en-US を開き、さらに " RPMS " を開いてみたものです。
これら多数の " .rpm " パッケージをひとつひとつ手作業でインストールしていくのもいいのですが、
それですと結構時間も手間もかかりますので、ここはメタキャラ(メタキャラクタ)の " * ( asterisk )" を使ってしまいましょう。
この " RPMS " ディレクトリの中に cd (移動)しておき、以下のように端末に入力します。
ここでは、-Uvh を用いました。
-Uvh は、アップデートオプションなので、同じものがあれば上書きしますが、なければそのままインストールをしてくれます。
もちろん、rpm -ivh と、-ivh の方を用いてインストールしてもかまわないと思います。
順次この要領で、それぞれの LibO_3.3.2rc2_Linux_x86_langpack-rpm_ja 、 LibO_3.3.2rc2_Linux_x86_helppack-rpm_ja の中の " RPMS " ディレクトリに入っている " .rpm " パッケージをインストールしていきます。
rpm -Uvh でインストールした LibreOffice は OpenOffice.org などがインストールされる " opt " に入ります。
インストールされた LibreOffice の中を確認してみるとその中に program というディレクトリがあります。
本体はこの program ディレクトリの中にあります。この中の soffice という名前の実行ファイルを探します。
ファイルブラウザから soffice 実行ファイルをクリックしても LibreOffice が起動しますが、ここでは端末で実行させてみたいと思います。
端末で program へと cd ( 移動 ) しておき、現在置は program 直下にいるものとします。コマンド入力後は必ずEnterキーをたたきます。
この時、" ./ " ドットとスラッシュを入力しないと起動しませんので、忘れないように注意してください。
結構軽く文字化けもせず使い心地も悪くありませんでした。
当然といえば当然ですよね? OpenOffice.org 開発の主要メンバーが提供しているものですから。
もしかすると、今までの OpenOffice.org はもう開発されなくて・・・・・?????
この LibreOffice はインストールされても、メニューに登録されません。登録するには、手動でおこなう必要があります。
例えば、私の CentOS5.5 では、以下の画像のようにデスクトップの上部のパネルに登録をしてしまいました。
こうしておけばこのアイコンをクリックするだけで LibreOffice が起動してきます。
このようにパネル上に登録するには以下のような手順を踏みます。
上下のパネルのどちらでもいいのですが、アイコンを登録したいパネル上で右クリックし、" パネルへ追加 " を選択します。
" 名前 " は適当に自分でそれとわかる名前をつけ、" コマンド " は soffice の場所を " 参照(B) " と書かれているボタンを押して /opt/liboffice/program/soffice と辿ると自動で入力してくれます。
" なし " と書かれているところは、アイコンを登録します。クリックすればいろいろなアイコンが表示されると思いますので、適当なアイコンを選択します。
CentOS 上の VMware Player にインストールした windows8 は見事なくらいに何も入っていません(当然か・・・)。
そこでまず、http://www.libreoffice.org/ へ行き、OpenOffice の後継である LibreOffice をダウンロードします。
windows 版はhttp://www.libreoffice.org/download/からダウンロードします。 2013 年 1 月 時点で、私の環境では LibO_3.6.4_Win_x86_install_multi.msi となりました。
なお、Windows 版 LibreOffice のすべての機能を使うには、別途 JRE が必要になります( なくても普通に使うには困らないようですが・・・ )。