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はじめてのCentOS

 

centoslogo-mini.png  はじめての CentOS5.5 インストール 手引き

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2010.09.

インストールについて

ここでは、CentOS5.5 をインストールするための準備は整っているものとします。
・ もし、ftp サイトでインストール用の cd / dvd の iso イメージファイルをダウンロードする必要があれば、 iso イメージのダウンロード をご覧下さい。

・ もしも、VMware Workstation 5.5.3 の設定が必要であれば VMware Workstation 5.5.3 の設定 をご覧下さい。

・ VMware tools のインストール については、CentOS5系ではインストールをしなくとも解像度などの設定は可能になりました。
・ でも、もしも VMware Workstation 5.5.3 の VMware tools のインストールが必要であれば、VMware Workstation 5.5.3 VMware toolsインストール をご覧ください
・ また、もしも 2011年4月時点での VMware tools のインストールが必要であれば、こちらの VMware tools のインストール をご覧ください

・ 説明のない CentOS5.5 のインストール時の画像が見たいという方は、上記 VMware の設定 のページ下の方においてあります。

 

CentOS5.5 インストール

CentOS5.5 のインストールは下のように英文メッセージが表示されている画面から始まります。


ここではとりあえず、Enterキーを押して 次の画面に進みます。英文の簡単な解釈は画像の下に書いてみました。
start_001.png

- To install or upgrade in graphical mode, press the <ENTER> key.
グラフィカルモードでインストール又はアップグレードする時はEnterキーを押す、という意味。

- To install or upgrade in text mode, type: linux text <ENTER>.
テキストモードでインストール又はアップグレードするなら linux text とタイプしてEnterキーを押す、という意味で、 タイプする場所は1番下の行の boot: _ と表示されているところへキーボードからタイプしていきます。

- Use the function keys listed below for more infomation.
もう少し詳しい説明が欲しかったら、下のファンクションキーから選んでください、という意味。
[F1-Main] [F2-Options] [F3-General] [F4-Kernel] [F5-Rescue]
boot: _ ← ここへタイプする。



start_002.png



 

メディアCDのテスト選択画面

メディアCDのテストをするかどうか聞いています。テストをするならOKボタンを、テストをせずスキップして進めるならskipとかかれたボタンを押します。 マウスは使えないので、tabキー、スペースキー、矢印キーなどでボタンの移動をします。 メディアが大丈夫かどうか心配なようならばテストをされることをお勧めします。 ちょっと時間がかかるかもしれませんが・・・・

install_002.png

次のステップへ進みます。
install_003.png


Nextと書かれているボタンを押します。
install_004.png



 

使用する言語の選択

使用する言語を選択します。
install_005.png

スクロールバーを下げ、Japanese(日本語)を選択してNextと書かれたボタンを押します。
install_006.png


日本語に切り替わりました。 と書かれたボタンを押します。
install_007.png


ここで" このCentOS5.5用のパーティションテーブルを組み込むことができなかった "とメッセージが表示されました。
新規パーティションを作成するには初期化が必要なので、フォーマットするけれど、そうすると中にあるデータが全部 消えてしまうけれど、それでもいいか?と聞いています。ここでは新規インストールを前提としていますのではいと書かれたボタンを押して次へ進みます。

install_008.png



 

パーティションレイアウトの選択画面 - Ⅰ. すべて任せてしまう場合

赤い矢印のところをクリックして他に何があるのか見てみます。

install_009.png


前提は、" 新規インストール" ですから、もしも、ここですべて自動で割り当てて欲しいなら、" すべてのパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します" を選択。

install_010.png

選択されましたので、次へと書かれたボタンを押します。
install_011.png

警告のメッセージが表示されますが、はいと書かれたボタンを押して次のステップへ進みます。
install_012.png



 

パーティションレイアウトの選択画面 - Ⅱ. 最小基本構成だけはやってみたいという方

もしもここでせめて基本構成だけは自分で設定してみたいと思うのであれば、以下のようにおこないます。最小基本構成は、
1.boot 領域の確保( 100MB ~ 200MB が推奨値です。 )
2.swap 領域の確保( メモリの約2倍が推奨値です。 )
3./ 領域の確保( 残り全部の容量をあてます。 )

install_009.png


ここで " カスタム レイアウト " を選択して次へと進みます。
14.png


選択したことを確認して、次へ進みます。
15.png


新規と書かれたボタンを押します。
16.png


順番はこだわらないのですが、ここではまず起動するために必要な boot 領域を作成したいと思います。マウントポイントと書かれているところをクリックしてあけ、 /boot と書かれている項目を選択します。

17.png


次に容量を入力します。 100 ~ 200MB の間が推奨値です。間違いがないか確認して OK ボタンを押します。
18.png


ひとつ目の領域が確保できましたので、2つ目の swap 領域を確保します。また同じように新規と書かれたボタンを押します。
19.png


今度は " ファイルシステム タイプ " と書かれているところをクリックしてあけ、 swap と書かれた項目を選択します。
21.png


swap の推奨値はメモリの2倍ですから、例えば、1GB ( 1024MB ) のメモリを持っているのであれば、2倍で 2048 となります。各自の環境においてご判断くださいますように。終ったら確認して OK ボタンを押します。

22.png


2つの領域が確保できています。では、今度は3つ目の " / " を作りますので、また、新規と書かれているボタンを押します。

23.png


マウントポイント と書かれているところをクリックしてあけ、 " / " を選択します。

24.png


ここでは残りの容量を全部 " / " に当ててしまいます。最大容量まで使用と書かれている項目にチェックを付け直します。
25.png


これで最小構成のパーティションレイアウトが完了です。" / " の他のレイアウトについては自動的に割り振られます。次へと進みます。

26.png


Gnu ブートローダ

Gnu ブートローダの編集画面ですが、通常、ここではなにもせず次へと進んでしまいます。へたにパスワードをここでは設定しない方がいいと思います。

27.png



 

ネットワークの設定

ここではネットワークの設定ができます。ネットワークの設定をする場合は 編集 と 書かれたボタンを押します。何もしない場合はそのままと書かれたボタンを押します。

install_013.png


下のような画面が表示されますので、もし、IPアドレスを設定したい場合はIPv4の Manual configuration と書かれているところをクリックすると編集することができます。

install_014.png


またIPv6を使わなければ以下のようにチェックをはずします。
install_015.png


ホスト名などの編集をする場合には 手動設定 と書かれているところをチェックします。
install_016.png



ホスト名、IPアドレスなどの編集が終わったら次と書かれたボタンを押します。
install_017.png


ネットワークの設定は後から、/etc/sysconfig/network-scripts/ の中にある ifcfg-eth0 と書かれたファイルを編集することで設定することが可能です。編集が終了した後には、必ず service network restart として network service を再起動させておくことを忘れないで下さい。
※ なお、 ifcfg-eth0 の番号は環境によって違っているかもしれません。

地域の選択

これは地域の選択画面です。アジア/東京と書かれているところの右端の三角マークをクリックすると他の地域が選択できます。 また、初期状態では " UTC を使用する " にチェックがついています。 " UTC " とは、協定世界時のことであり、日本標準時 ( JST ) は UTC+9 をもって日本の標準時間とされます。もしも日本標準時間を使用するなら、チェックをはずしておきます。

32.png



 

rootユーザのパスワード作成


install_019.png

ここで入力したパスワードは忘れないでください。文字の入力間違いなどにも注意を。
install_020.png



インストールするソフトの選択

自分で使うソフトを選択する画面です。デフォルトでは Desktop-Gnomeしか選択されていません。

install_021.png


自分で使うソフトにチェックをつけ、" いますぐカスタマイズする " の方をクリックし、 " 次 "と書かれたボタンを押します。
install_022.png


ここで窓が右側と左側とに分かれました。左側の項目が大きな見出しで、右側は左側の項目の中に含まれているソフトです。
赤い矢印のところを見ると 37 of 43 optional packages selected と表示されています。 つまり、43あるオプションパッケージのうち37だけが選択されている、ということだそうです。

install_023.png


オプションパッケージ と書かれているボタンをクリックして何があるのかを見ます。 インストールする必要があるものはチェックをつけて 閉じる と書かれているボタンを押します。

install_024.png


下の画像では " アプリケーション " の項目が選択され、右側にその中に含まれているソフト名があり、 Emaxにチェックがついていません。 インストールしたかったらチェックをつけます。

install_025.png


Emaxにチェックをして窓の下の方の オプションパッケージ と書かれたボタンの上を見ると、" 3 of 5 otional packages selected " とあります。右側の Emax と書かれているところの上で右クリックをしてみてください。画面のような選択項目が表示されます。ここで " すべてのオプションパッケージを選択する " と書かれている項目を選択するとチェックがついていなかったものも、インストールすることができます。

install_026.png


こうして自分の必要とするソフトを確認しながらチェックをつけ、いらないソフトはチェックをはずしていき、 最後に と書かれたボタンを押します。

install_027.png


これで と書かれたボタンを押せばインストール画面になります。
install_028.png

パッケージの選択は必要になったときに後からでもインストール可能です。


ファイルシステムのフォーマットが始まります。
install_029.png


インストールが始まりました。
install_030.png

install_031.png


インストールが終了したとメッセージが表示されましたので、インストールメディアをはずして、再起動 のボタンを押します。
install_032.png






この時、VMware を使って iso イメージから直接インストールしているのなら、再起動のボタンを押す前に Ctrl キー + Alt キー を押してホストマシンにもどり、" iso イメージを使用 " と変更したところを元の " 物理ドライブを使用 " と戻してから、インストール途中のゲストマシンに戻り、" 再起動 " のボタンを押します。